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【書評】自分の小さな箱から脱出する方法

自分の小さな「箱」から脱出する方法
アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星
大和書房
売り上げランキング: 613
今回は人間関係の気づきに役立つ本を紹介します。
 

 ・要約

・ポイント

・まとめ

 

 

・要約

あるアメリカの大企業、ザクロム社の幹部に就任して一ヶ月も間もないトムが、会社の研修制度を受けるお話。
小説のように展開され、自己啓発本の中でもスッと頭に入って来やすい内容。

 

・ポイント

私が1回目に読んで学べたのは以下の3点

  1. なぜ人が分かり合えない状態に陥ってしまうのか
  2. なぜ相手を変えようとしても変わろうとしないのか
  3. 上の原因を理解した上で、どうしたらチームで最大のパフォーマンスを上げられるか

 

・まとめ

1,2の原因を「箱」という概念を使って説明していますが、根本は、自分以外の人を「人として尊敬していないこと」にあると書いてありました。そして、このような人と同じ環境で過ごすほど、自らも同じように流されてしまうというお話でした。

 

人は「時間・場所・知人」で変わる、と言われていますが、この本も同じようなことを促していました。

 

また、本書の説く、問題の原因とその解決のための実践方法の構造は

キリスト教が説く、「黄金律」、仏教が教える「慈悲の心」とほぼ同等、と言っても可能かと感じます。

 

p.s. 出版元は、アメリカで著名なコンサルティング会社のようなので、一度手にとってみる価値はあるかもしれません。